私は定年後を予測して好きな朗読の特技を生かしたいと考え、20年位前か
ら少し仕事をセーブして、
東京都の朗読指導者講習会(40回)を受け資格を取りました 。 目黒区に
目黒本町図書館が開館した
とき、視覚障害者に対する朗読のサービス活動を始めることになり会員を募
集したので、テープ録音の
操作など2年間の講習を受けました。 障害者のニーズに応えて、医書 法
律 経済 教科書 文学書な
どいろいろな本を読み、私自身の知識も広がりました。これが図書館サイド
のグループ「ひびき」です。
私は今までに90分テープで700巻作成しました。(著作権は図書館が交
渉します。)
その後、福祉センターの主催による朗読ボランチアの講習会が私の指導によ
り開かれ、「アイ」の会が
誕生しました。障害者個人のプライベートな録音テープの作成が主で、対面
朗読もあります。今のとこ
ろ文学書のほかに 鍼灸の医書 法律(司法試験の問題集)などいろいろ読
みました。
急ぐものは会員が本をコピーして手分けして読み、それを編集して完成させ
ます。(校正は仲間うちで
仲良く厳正に致します) 特別養護老人ホームの慰問など ホーム から依頼
されて、月2回本を朗読した
り落語・講談のようなものも演じてきましたが、今は民話風の紙芝居を1時
間ぐらい演じています。
最初は私一人でしたが、7年の間にスタッフも増え交代でやるようになりま
した。地元の老人クラブから
も声がかかり、紙芝居や朗読のほかに近頃はフラダンスなどもやります。