横浜天文研究会70年のあゆみ


前川光会長           


1946.10.05   旧制中学生約20名で発足。発起人の前川光がとりあえず会長代行となり篠崎福次先生に会長を依頼する。

1946.10.26   会誌1号発行。

1946.11.04   朝比奈貞一氏、野尻抱影氏顧問。

1947.01.03   小学校屋上で四分儀流星群夜明けまで観測。会として初めて本格的流星観測会。その後横浜市内での流星観測は53年まで続いたので以降省略。

1947.06.01   前川光、正式に会長就任。 以来現在に至る。

1947.10.04   すばる会の協力で本会創立一年記念講演会を開催。盛会。神田茂氏、山本一清氏、顧問に。

1949.08.03   神奈川県藤沢で流星観測会。

1950.11.19   第一回神奈川県アマチュア天文家総会を開く。すばる会、神奈川地学会、日本天文研究会共催。

1953.07.30   神奈川県大和市で流星観測会。

1955.04.01   全国で会員3200名となる。会長一人で会誌作成・発送など全てやっていた苦しい時代。寝る暇もないほどでピンチ。

1960.10.01   会費未納者多く、やむなく大量除名。会員100余名に縮小。

1961.05.01   東京横浜中心の地域会に戻し会員約60名。最も少数の時代。

1962.08.04   奥多摩で観測会。

1965.07.29   全国各地の要望強く再び全国会にする。流星図無料サービスを始める。

1965.08.08   地方会員のため愛知県安城で観測会。

1967.04.01    東京天文台長広瀬秀雄氏顧問に。

1967.06.18   会のバッジ完成。

1968.04.17   松本市の磯川健彦君、観測中に心不全で急死。13歳。会員番号122を永久欠番に。

1968.06.01   日本流星研究会が結成され初代会長に小槙孝二郎、副会長に前川光。これにともない本会組織を再編成して流星観測をさらに強化する。

1968.08.01   同好会「星の広場」に呼応し本会も経費削減のため他会との会誌交換をやめる。

1969.09.01   本会特製の流星図13番完成。

1970.07.29   茨城県常陸太田で流星観測会。

1971.08.21    三浦半島芦名海岸で流星観測会。

1972.04.02   本会も発起人となり日本星空を守る会設立。

1972.08.12   大和市林間で観測会。

1972.10.09   ジャコビニ流星観測に総力をあげる。北海道班、丹沢班、茨城班、本部・横浜戸塚班。

1973.02.14   双子デルタ限界線観測大成功。

1973.08.06   霧が峰で観測会。

1974.04.01   YAA天文回報をYAA天文会報に改名。

1974.12.09   金星日面経過観測100周年記念碑設立。地元の会として積極的参加。

1975.08.01   新流星群表完成。289群収録。

1975.10.11   神奈川県津久井で観測会。

1976.01.01   本会特殊流星図18種全部完成。

1976.5~   ウェスト彗星観測成功。

1976.08.27   伊豆だるま山で創立30周年記念観測会。

1976.10.03    記念講演会を青少年センターで。

1976.11.02   記念観望会を二俣川駅前で一般市民対象に実施。

1978.08.04   伊豆だるま山で観測会。

1978.11.07   港南台駅前で市民天体観望会。これ以降、毎年12回実施しているので特別な場合以外は省略。

1981.07.29   国際身障年・洋上天文教室で前川会長が身障者と星空観望会。

1982.05.27   前川会長入院のため会報の原紙製版不能。やむをえず手書きコピーとなる。以降数ヶ月、病床での会報作りが続く。

1982.07.30   長野県入笠山で観測会。台風接近。

1982.08.01   森久保茂氏、箕輪敏行氏、顧問に。

1983.05.20   市民天体観望会の場所を東戸塚駅前に移し成功。以来現在に至る。

1983.10.01   前川会長全快。中島守正氏副会長。

1984.06.09   横浜市教育委員会後援になった市民天体観望会を東戸塚駅前で。

1984.08.03   長野県入笠山で観測会。

1985.03.26   横浜市西区子供天文教室で本会会員数名が講師を務めた。

1985.08.10   入笠山で観測会。

1985.10.05    創立40周記念カレンダー作成。

1985.10.19   東戸塚駅前で市民天体観望会。ハレー彗星ブームで特に大盛会。

1985.11.30   横浜市内、中・高校天文交流会。

1986.03    ハレー彗星観測,国内班は伊豆で21名参加。このほか特に西日本地区で成果をあげる。

1986.03.26   横浜市西区子供天文教室で会員が講師を務める。

1986.04    ハレー彗星観測、海外班はオーストラリアで会長はじめ11名。

1986.10.05   40周年記念誌「北斗」発行。

1986.10.22   横浜市中学・高校天文研究発表会を市教育文化センターで開催。本会主催。

1987.03.01   赤字解消のため未納者26名除名。

1988.01.15   千葉県勝浦で冬の観測会。

1988.12.01   YAA天文会報500号になる

1989.01.01   新YAAスタート。会長一人ではなく幹事分担による会報作成。

1989.03.01   新体制で活動開始。

1989.12.01   中華民国台北天文台と交流開始。

1990.07.30   環境庁の依頼による星空観察。以降毎年夏冬に実施・報告。

1991.07.11   メキシコ日食観測、大成功。

1993.06.04   月食観測会。

1994.02.05   会員対象の天体観望会。

1994.07.24   彗星が木星に衝突。観測。

1994.08.06   三国峠で観測会。

1994.11.12   市立川上北小学校で市民天体観望会。

1994.12.10   本会の永年にわたる活動に対して表彰され安藤為治記念賞受賞。

1995.10.24   タイ日食観測大成功。

1996.03.23   百武彗星観測成功。

1996.04.27   創立50周年記念・市民天体観望会。東戸塚駅前。

1996.10.06   記念講演会と祝賀会、記念誌北斗発行。

1997.04.01   会報600号になる。

1997.04.05   へール・ボップ彗星を主目標にした市民天体観望会。大成功。

1998.02.07   河越彰彦氏がおとめ座に新流星群。

1998.02.15   会報作成新体制スタート。

1998.11.19   伊豆山中で、しし座流星群観測。

1999.07.20   ハワイのすばる望遠鏡見学。

1999.08.12   乗鞍で天体観測会。

2000.07.29   長野県湯の丸高原にて観測会実施。接近中のリニア彗星(1999S4)の観測成功。

2001.02.20   アラスカで四夜オーロラ観測。

2001.11.19    しし座流星群日本の空に大出現。会員も各地で観測成功。

2003.03.25   会員の広瀬敏夫氏は日本天文学会より天文功労賞を受賞された。星食の観測と指導、雑誌などへの執筆等、永年にわたる功績による。

2003.08.22   大接近の火星観測会。長野にて。

2003.8~9     火星の連続写真成功・中島。

2004.06.08    金星の日面経過写真成功。中島、山形

2004.08.01   会報700号発行。

2006.04.08   60周年記念・市民天体観望会。今年で31年目になる。

2006.05.05   小尾信彌氏、顧問に。

2006.06   横山好廣氏による「日月星の伝承を訪ねて」会報へ連載開始。

2006.08.18   長野県佐久市内山牧場にて夏の観測会。

2006.09.24   創立60周年記念祝賀会を横浜中華街・ローズホテル横浜にて開催。


2007.8.10 長野県上水内郡小川町 星と緑のロマン館にて夏の観測会。

2007.10 河越彰彦氏よりペルセウス座γ流星群の観測報告。会報へ連載。

2008.2 河越彰彦氏よりしぶんぎ流星群の観測報告。

2008.8.1 長野県安曇野市 天平の森にて夏の観測会。

2009.3 河越彰彦氏よりしぶんぎ流星群などの観測報告。

2009.7.22 前川会長主催による中国湖州皆既日食ツアー開催。会長以下6名の会員が参加。

2009.8.21 長野県安曇野市 天平の森にて夏の観測会。

2010.1 前川会長治療のため入院。1月例会にて中島副会長を中心とした暫定運営体制決定。

2010.3.25 前川会長逝去。

中島副会長を会長代行とし、YAA本部を事務局(正木)宅に移す。

2010.8.6 長野県安曇野市 天平の森にて夏の観測会。

2011.7.29 長野県諏訪郡富士見町入笠山 マナスル山荘新館にて夏の観測会。

2012.5.21 金環日食。横浜市内からも雲に邪魔されつつも多くの会員が観測。

2012.8.17 長野県諏訪郡富士見町入笠山 マナスル山荘新館にて夏の観測会。

2013.2.28 八木谷祐一氏により、鳥取市内からカノープスの撮影成功。

2013.7 中島守正氏が、会報に美しい写真とともに連載されてきた「那須烏山から ミニ天文台だより」が住居移転のため終了。以降、「素粒子とは何か?」の連載が始まる。

2013.8.10 長野県諏訪郡富士見町入笠山 マナスル山荘新館にて夏の観測会。

2013.12 大彗星と期待されていたアイソン彗星が太陽接近時に消滅。代わりにラブジョイ彗星が師走の夜明けの空に輝く。

2014.1.18 川崎天文同好会創立メンバー、YAA顧問の箕輪敏行氏が逝去。

2014.7.25 長野県諏訪郡富士見町入笠山 マナスル山荘新館にて夏の観測会。

2015.7 おとめ座流星群に関する研究成果を、河越彰彦氏が会報に2回にわたり発表。

2015.8.12 長野県諏訪郡富士見町入笠山 入笠山天体観測所にて夏の観測会。

2016.7.29 長野県諏訪郡富士見町入笠山 マナスル山荘新館にて夏の観測会。

2016.10.16 YAA創立70年を迎えるにあたり、前川会長の墓参りと有志による懇親会を開催。

2016.10 101日発行の天文会報770号をもって紙による刊行を終了。同時にYAAのホームページ立ち上げ。

2017.1 ホームページ掲載による天文会報771号発行。

 

 

註 観測会、天文教室などは何日かにわたるが、いずれも初日を記してある。また定期的行事は一部省略した。